
OCO注文とは?
「OCO注文」という注文方法がFXには存在しています。
これはやや特殊な注文方法で、数ある注文の中でも上級者向けの部類に入ります。もちろん初心者の方であっても、覚えておいて損はありません、むしろ覚えておく事で、常に頭の中にこういった場面で使えるんじゃないかというシミュレーションをしておけば、いつの間にか使いこなせるという事になるでしょう。
OCO注文とは、二つの指値注文、若しくは逆指値注文を同時に出して、そのどちらか一方が成立した場合、もう一方は自動的に注文が取り消されるというタイプの注文方法です。
少しややこしい感もありますので、詳しくご説明します。
まずOCO注文のOCOというのは、「One Cancel the Other」の略です。
一方が成立したら、一方がキャンセルされるという意味ですね。この言葉を覚えておくと、多少は意味が馴染みやすくなるかと思います
そして、肝心のOCO注文の詳細に関してですが、例を示してご説明します。
まず、1ドル100円の為替レートだとします。その際、100円でドルを購入した場合、これを売るのは二通りの考えに基づくかと思います。
一つは、設けたいという考えで、もう一つは大損をしないという考えです。通常はこの二つを同時に満たす事はできませんが、OCO注文では可能となるのです。
例えば、100円で購入したドルを105円で売る、もしくは95円でするという注文が可能なのです。この注文を行った場合、円安となって100円から105円に変動した場合、5円の得で売る事ができます。
逆に、円高となって95円になった場合、5円の損ですが、それ以上の損をしないという損切りの観点から売る事になります。つまり、OCO注文とは、利益確定とリスク管理を同時に行える注文なのです。
基本的には、指値注文と逆指値注文を同時に行う事で、利食いと損切りを同時に行います。通常、どちらかを重視するというのがFXにおける戦略なのですが、このOCO注文は、全てを内包した注文方法なのです。
一見初心者向けのリスクの少ない注文のように思えますが、意外に使いどころが難しかったりします。
また、損切りが楽に行える事から、若干チキンになって、損切りの範囲を小さくしてしまう事で利益を得る前に何度も損切りを行ってしまったり、安心しきって損の範囲を大きく取ってしまい、結果的に大きな損になってしまうなどということもあります。
そういう意味では、OCO注文ははやはり上級者向けと言えるでしょう。